分かっていても止められない!ティム・ハーダウェイ“キラークロスオーバー”

分かっていても止められない!ティム・ハーダウェイ“キラークロスオーバー”


ティム・ハーダウェイはシカゴ出身のPG。身長は183㎝とかなり小柄だが、抜群の得点力で1990年代のNBAを席巻。ルーキーシーズンから平均14,7得点、アシスト8.7本とPGとして十分すぎるほどの活躍。さらに2年目からは平均20得点を超え、リーグ有数のPGに成長した。

そしてゴールデンステート・ウォリアーズに所属していたハーダウェイ、ミッチ・リッチモンド、クリス・マリンは、あのRUN-DMC(ランDMC)をもじって“ランTMC”と呼ばれ人気を博した。

そんなハーダウェイの得点力を支えていたのが、彼の代名詞“キラークロスオーバー”。通常のクロスオーバーは右→左もしくは、左→右と1発のドリブルで抜き去るものだが、彼のクロスオーバーは、この動きを連続で行う。

しかも恐ろしく早く、ディフェンスは1個目のドリブルで少しでも重心を動かされれば、頭ではわかっていても身体がついてこないのだ。つまり「わかっていても止められない」という、まるでマンガのような本当の必殺技だった。

しかし、クロスオーバーだけではなく高確率のロングシュートも持っていた。近づけば抜かれ、離れればシュートを打たれ、相手にとっては本当に厄介な選手だったはずだ。

一度は膝のケガに見舞われてパフォーマンスを落すこともあったが、その後もマイアミ・ヒートを強豪チームへと押し上げ、自身初のオールNBAファーストチームに選出。そして、彼の背番号10番はヒートの永久欠番として保存されることとなった。

現在はデトロイト・ピストンズのアシスタントコーチとして指導者の道を歩み、息子のティム・ハーダウェイJrは同じくNBA選手として活躍している。

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