「ブレードランナー」から3年後の世界、何が起こる?謎を深める短編アニメ『ブレードランナー ブラックアウト 2022』

「ブレードランナー」から3年後の世界、何が起こる?謎を深める短編アニメ『ブレードランナー ブラックアウト 2022』


10月27日(金)に公開が迫る『ブレードランナー2049』から、スピンオフ的な短編アニメ作品『ブレードランナー ブラックアウト 2022』が一足先に公開された。

https://www.youtube.com/watch?v=MKFREpMeao0

『ブラックアウト 2022』はオリジナル「ブレラン」の舞台である2019年から『ブレラン2049』に至る空白の30年間を描いた作品。監督は『カウボーイビバップ』『アニマトリックス』などを手がけてきた渡辺信一郎氏ということで、多くのアニメファンからも注目を浴びている。さらに、楽曲を担当しているのは世界的なヒップホップ~エレクトロニカ系アーティスト/プロデューサー・Flying Lotus(フライング・ロータス)という、全方位的に死角なしの豪華さだ。

肝心の内容のほうは15分という尺ながら、『ブレラン』へのリスペクトも詰まった意欲的な内容。“空白を埋める”というテーマどおり3年後の2022年を舞台に、オリジナルで反乱騒動を起こしたネクサス6が全滅し、後に製造されたネクサス8のうちイギーとトリクシーという2体のレプリカントが起こした“ブラックアウト事件”を描いている。

まずオリジナルのファンにとっては、なんだか饒舌なキャラになってしまっているガフや、なぜ8に6よりも長い寿命を与えたのか? 大事件を起こした後たった10年でレプリの再製造が認められたのか? などなど、逆に気になるところが山ほど発生してしまっている感も否めない。とはいえ『2049』でデビッド・バウティスタ演じるネクサス8に寄せた作画は本編への期待を大いに煽ってくれるし、なんといっても壮大な“ブレラン・サーガ”の始まりを期待させる仕上がりであることは間違いない。

大停電を引き起こす電磁パルス攻撃=ブラックアウト事件は現代でこそ旬なネタだが、ジョン・カーペンター監督の『エスケープ・フロム・L.A.』(1996)の“ダマクルスの剣”を想起させる。しかし、もし予告編から垣間見える『2049』の荒廃した世界観の理由が同事件なのだとしたら、古参ファンとしてもかなり燃える展開ではないだろうか。

ともかくYouTubeでフリー配信されるレベルの作品ではない『ブラックアウト 2022』にはハリウッドのデカすぎる予算規模を思い知らされるが、ドゥニ監督は動画の冒頭で「3本の短編の制作を依頼した」と語っているので、本編公開までの次なる展開に期待しよう。

https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=H_nLQWk1gNY

映画『ブレードランナー2049』 | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ

http://www.bladerunner2049.jp/

ソニー・ピクチャーズの映画「ブレードランナー 2049」公式サイト。予告・動画、上映劇場・チケット、ストーリーやキャスト・スタッフ、キャラクターなど、最新情報をご紹介します。