【ネタバレ】『スパイダーマン:ホームカミング』リピーターのための最強トリビア(後編)

【ネタバレ】『スパイダーマン:ホームカミング』リピーターのための最強トリビア(後編)


日本でも興行収入のNo1オープニング大ヒットとなった『スパイダーマン:ホームカミング』もうご覧になりましたか?本当にキュートでワクワクするような青春系ヒーロー映画です!そこでリピーターの方のための、ネタバレ系マニアックなトリビア解説です。もう一度いいます!基本、観ていること前提としているネタバレ解説なので、映画を観てからお読みください!量が多いので2回にわけてお届けする後編です。

前編はこちら

■反重力クライマー?
武器取引の現場にいたアーロン・デイビスという黒人の男。殺傷能力の高い武器にには興味しめさず、“反重力クライマー”というコトバに興味を示します。このデイビスは、あるスパイダーマンの世界ではプロウラーという壁を登る怪人になります。なので、この言葉に反応した?

■ショッカー登場
本作にはショッカーと名乗る悪党が2人出てきますね。原作コミックでも小粒ですが、人気ヴィランの一人。振動を起こす装置を使います。原作ではマスクを被っており、黄色いキルティングみたいなコスチュームを着ています。映画では、最初のショッカーが、黄色いキルティングみたいなもの着てましたね。

■スパイダートレイサー
スパイダーマンは敵を追跡するのにクモ型アイコン型の追跡装置を持っているのです。今回、学校にまで探しにきた悪党たちに超小型クモ・メカを発信して相手の靴に忍び込ませますね。これがスパイダートレーサーです。さらに進歩してスパイダードローンが胸から飛び出し用になっています。

■ビブラニウム
バスの中で学力コンテンストの練習をするピーターたち。その中でビブラニウムというコトバが出てきます。これはキャプテン・アメリカの盾やブラックパンサーのスーツに使われている超金属のことです。

■武器の出どころは?
バルチャーたちはいろいろな戦闘現場から武器の元をあさっています。ニューヨークからアベンジャーズと戦ったエイリアン軍団・チタウリの武器、ソコヴィアでウルトロンとアベンジャーズが対峙したときの残骸。そしてラゴスでアベンジャーズというかキャプテン・アメリカがクロスボーンと激突した時のクロスボーンの装備などです。

■カレンの声に注目
本格的にスパイダースーツが起動したときに、スーツについているAIも動き出します。ピーターはこのAIにカレンと名付けますが。このカレンの声を演じているのがジェニファー・コネリー。アン・リー版「ハルク」のヒロイン、ベティを演じていました。彼女は実生活では俳優ポール・ベタニーの奥さん。ポール・ベタニーは、アイアンマンの相棒AI・ジャービスの声を演じていて、いま人造人間ヒーロー、ヴィジョンになっていますね!(笑)夫婦そろってAI役!

■ウェブウイング
あのスパイダーマン・スーツの脇のクモの巣で出来た羽はウェブウイングと言うそうです。これは初期のスパイダーマンのコスチュームにはデザイン的に描かれていたのですが、いつのまにか亡くなり、今回こういう形で復活しました。なおサム・ライミ版の「スパイダーマン」を観ていた方は、あれ、クモ糸って身体から出るんじゃなかったっけ?ですが、元々原作コミックでは化学が得意なピーターが自ら開発した、超強力液状接着剤なのです!

■逆さキス
リズを助けたスパイダーマンに、AIのカレンが「キスのチャンスです!」と囁きます。もしここでキスしていれば、逆さキスなわけで、これはサム・ライミ版「スパイダーマン」の雨の中のスパイダーマンとMJのキスをイメージしてますね!

■甥っ子が気になる
スパイダーマンに尋問される(笑)、アーロン・デイビス。彼がしきりに甥っ子のことを気にしてますが、原作コミックで、彼の甥マイルズ・モラレスは、2代目スパイダーマンとして活躍するのです。しかもアーロン・デイビスを演じているドナルド・グローヴァーはアニメでこのマイルズ版スパイダーマンの声を演じていました。

■フェリーを救う姿は?
分断すれすれのフェリーをクモ糸でなんとか食い止めようとするスパイダーマン!このシーン、サム・ライミの「スパイダーマン2」で列車の暴走を止めようとがんばるスパイダーマンの姿を彷彿させます。

■なぜピーターの学校でキャプテン・アメリカのビデオが使われているのか?
ピーターの学校の校長先生がモリタといいます。演じているケネス・チョイは「キャプテン・アメリカ:ザ・ファースト・アベンジャー」でキャプテン・アメリカと行動を共にするハウリングコマンドー部隊の一人ジミー・モリタを演じています。従ってキャプテン・アメリカの戦友の孫が校長先生をやっている、という設定でしょう。
そう言えば校長室に軍人だったモリタの古い写真が飾られています。そう考えると納得です。というのも『スパイダーマン:ホームカミング』の世界は「シビル・ウォー:キャプテン・アメリカ」の後の話であり、キャプテン・アメリカは犯罪者ですよね。なのに、何故あの教育ビデオをまだ使っているのか?校長がキャプテン・アメリカ好きだからですね。なお学力コンテストでピーターたちを引率するあの先生を演じているマーティン・スターは、「インクレディブル・ハルク」にピザを食べる学生役で登場!ここもつながっている!?

■スカーレット・スパイダー
ピーターが手製のスパイダーコスチュームに着替えて戦いますが、原作コミックに登場するスカーレット・スパイダーと呼ばれるスパイダーマンのコスチュームに似ています。その正体はピーター・パーカーのクローン、ベン・ライリーでした。

■グリーン・ゴブリンへのオマージュ
バルチャーがリズの父親だった!という衝撃展開ですが、大事な人の父親がヴィランというのはサム・ライミの「スパイダーマン」でも、親友ハリーの父が空飛ぶ悪魔グリーン・ゴブリンだった、という流れに似ています。
またバルチャーが自分の翼を自由自在に飛行メカとして操るところは、グリーン・ゴブリンの戦法にソックリ!今回のバルチャーには明らかにグリーン・ゴブリン的な要素が入っています。なおマイケル・キートンは1962年生まれで、スパイダマンのコミック・デビューと同じ年です。

■あの魚の名前
嫌な奴、フラッシュがスパイダーマンに車を乗っ取られるシーンで、その直前に彼女と、新鮮なブランジーノがどうしたこうした、と会話しています。ブランジーノとはスズキのようなお魚でこの2人はレストランでブランジーノの料理を食べたのでしょうか?映画「アメイジング・スパイダーマン」で、ピーターがグウェンの家に招かれた時のディナーがブランジーノでした。

■名シーンを再現
瓦礫に埋もれたピーターが力を振り絞って立ち上がるシーン。これは原作コミックで有名なアメイジング・スパイダーマン33号にでてきたシーンに似ています。この時はドック・オクによってやっぱりなにかの下敷きになり、でもメイおばさん(だったと思う)を助けるため立ち上がるのです!

■ソーのベルト
ホーガンが積みこんでいるアイテムにマイティ・ソーがらみのアイテムがあり、うまく発音できずソーのマジックベルトでごまかしてしまいます。Megingjörðというアイテムでソーの力を支えるアイテムだそうです。ピーターがモノマネしたり、アスガルド教会が出てくるなど、次のマーベル映画が「マイティ・ソー:バトルロイヤル」だからソーのネタが全体的に多いです。

■あのスパイダースーツは?
クライマックスに登場するNEWスパイダースーツ!おそらく、あのスーツを着て「アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー」に参戦です!

■08年って・・・
指輪を2008年から持っている・・2008年と言うのは「アイアンマン」が公開され、MCUが始まった年ですね!

■スコーピオン登場!
エンド・クレジットの途中のシーン・刑務所でバルチャーことトウームスにスパイダーマンの正体を教えろと言う悪党ガーガン(フェリーのシーンにでてきます)。首にサソリのタトゥーがありますが、彼は原作コミックでスコーピオン(サソリ)という名の怪人になるのです!

■クラスメート
「スパイダーマン:ホームカミング」は青春ドラマの体裁をとっているのですが、ピーターの友達たちが原作コミックだとどうなるのか、紹介しておきましょう。
フラッシュは、後に宇宙の規制生命体=シンビオート:ヴェノムと合体しエージェント・ヴェノムという危険なヒーローになります。
コンテストのグループの中にいたアジア人の女の子。役名はシンディとなっていますが、シンディは原作コミックで、シルクという女スパイダーマンみたいなキャラになります。ちょっとふくよかな女の子はサリーという役名ですが、ブルーバードというヒーローになったことも。確かスパイダーマン初登場エピソードで、ピーターの誘いを断る女の子でした。
黒人少年アブラハムも初代プロウラーというヴィランというか後のヒーローの弟。チェス部およびトイレのシーンでいい味出している男の子ティニィはコミックだともっとがっしりした体でフラッシュの仲間。
そしてミッシェルは自分のことMJと名乗ります。MJとは本来、スパイダーマンの永遠の恋人メリー・ジェーンのこと。彼女がこの世界のMJ?
一番のサプライズはネッド!彼は原作コミックではホブゴブリンという空飛ぶ怪人になります!まさかピーターと将来戦う運命?
あくまで原作コミックの設定なので、映画の中で活かされるかどうかは「?」ですが、ピーターの周りの学生たちも個性豊かな面々がそろっています。

いかがだったでしょうか?『スパイダーマン:ホームカミング』をもう一度観る前に、楽しみ方が増えるネタでした。あ、そうそう、一番のトリビア忘れてた!

■今回の「スパイダーマン:ホームカミング」の日本語吹き替え版の監修は?
杉山すぴ豊

皆さん、日本語吹き替え版もぜひご覧になってください!(笑)

文・杉山すぴ豊

(C)Marvel Studios 2017. (C)2017 CTMG. All Rights Reserved.