ジェイソン・キッドや“ペニー”ハーダウェイと比較 NBAドラフト2017上位候補、ロンゾ・ボールの可能性

ジェイソン・キッドや“ペニー”ハーダウェイと比較 NBAドラフト2017上位候補、ロンゾ・ボールの可能性


米カリフォルニアの<UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)>のバスケットボール部といえば、名門中の名門である。これまでにも数多くのNBA選手を輩出してきた同大学から、今年もニュースターが誕生した。その選手の名はロンゾ・ボール。198㎝、86㎏のポイントガードだ。

PGとしては大型の彼だがセンスも超一流で、実績は十分。90年代に活躍したジェイソン・キッドや“ペニー”・ハーダウェイと比較されるような選手で、パス優先の今では珍しいタイプのPG。しかし、攻め手が無いと判断すれば、独特なシュートフォームだが高確率で3Pシュートを放ち、ドライブでも得点が取れる。

彼が高校4年の時には(最終学年)には、チノ・ヒルズ高校(Chino Hills High School)をシーズン無敗、35勝0敗という成績で州チャンピオンに導いた。ロンゾ自身も、得点23.9、アシスト11.5、リバウンド11.3、スティール5.1、ブロック1.9という驚異的な成績で“Mr. Basketball USA”をはじめ、数々の個人賞を受賞している。

そのまま鳴り物入りで<UCLA>に入団したロンゾは、前年シーズン15勝17敗だったチームを31勝5敗まで押し上げ、その実力をいかんなく発揮。そして大学1年目を終了した今年、卒業を待たずしてNBAドラフトにアーリーエントリーを表明した。

今年の米大学バスケを大いに盛り上げた彼だが、コートの外でも色々と忙しい様子。とはいえ騒ぎの原因は、もっぱら彼の父であるラバー・ボール氏である。彼は息子のロンゾに絶対的な自信を持っているようで、インタビューを受けるたびに問題発言を連発するのだ。

「ロンゾはキッドとよく比較されるが、ロンゾの方が背も高いしシュートも上手い。それで比較になるかな?」とレジェンドを一蹴したかと思えば、今をときめくスーパースター、ステフィン・カリーに対しても「カリーは本当にいい選手だ。うちの息子はカリーよりもいい選手になるけどね」などと発言。さすがにこれらの発言にはNBA選手やOBからも反応があり、クリーブランド・キャバリアーズのチャニング・フライは「彼が何をしても、今は嫌われやすいだろうね」とコメントしている。

しかし、ラバー氏はロンゾに限らず、自身についてもその“ビッグマウス”を炸裂させた。「俺が現役時代にジョーダンと1on1したら勝ってただろう。彼はリングから離れたところからなら得点できただろうがね」と、あの“神様”マイケル・ジョーダンまで挑発する始末……。実際にはまず勝てなかったとは思うが、それだけ自分の息子の活躍に鼻を高くしているということだろう。

ともあれ、6月に行われるNBAドラフトでは間違いなく上位指名されると言われているロンゾ。出身地のロサンゼルス・レイカーズが興味を持っており、本人および“噂の父”も同チームでのプレイを希望しているとか。NBAのスターになれる可能性を秘めている彼が、父親の異常なまでの自信をプレッシャーに感じなければいいのだが……。もしかすると、ラバー氏は強烈なプレッシャーで息子の成長を促そうとしているのかも!?

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