2Pacの死の真相に新証言!元ボディガードが語る「東西抗争は無関係」

2Pacの死の真相に新証言!元ボディガードが語る「東西抗争は無関係」


2Pacが所属していた<Death Row Records(デス・ロウ・レコーズ)>の元ボディガードが、2Pac殺害に関する新たな情報を明かした。先日<デス・ロウ>のボスだったシュグ・ナイトが獄中で真相について証言したことが波紋を呼んだが、再びこの事件に当時の身内から新たな視点が加えられたことになる。

2Pac事件を描くドキュメンタリー映画『Murder Rap: Inside the Biggie & Tupac Murders』のオフィシャルYouTubeチャンネルが公開したのは、“モブ・ジェームズ”ことジェームズ・マクドナルドという人物のインタビュー映像。彼の主張の中で最も注目すべきなのは、「2Pacの死はHIPHOPの東西抗争が原因ではない」という点だろう。

そもそも音楽ビジネスはギャング仕事に比べて最高の稼ぎ口であり、簡単にムショ送りになることもなければ、クスリの売人家業と違って扱う金自体がクリーンである。彼いわく「音楽が原因で殺し合うなんてことはあり得ないんだよ。それは世間がそう見ている/そう見たいだけさ」とのこと。

「得意なことで金を稼げるのは、ありがたいことだと思ってた。自分のライバルたちと張り合って、それが商売になるんだ。最高じゃないか。東と西、両サイドとも“そういうこと”だったんだよ」

当時カリフォルニア州コンプトンで、赤をチームカラーとするBlood Piruというギャングに所属していたというモブ・ジェームズ。このBlood Piruと、<デスロウ>と対立関係にあったSouth Side Cripsとの摩擦が2Pacの死に関与している、というのが彼の説明だ。つまり東西の音楽ビジネスではなく、単純に地元ギャングによる抗争の結果だったというのである。

「2Pacは最初、抗争の中では取り立てて重要な存在じゃなかった。でも金を稼ぎ、自分で自身の存在をどんどん大きくしていったんだ」

成功し金を得て存在感を増していった2pacは、次第にギャング抗争の中でも無視できない要素になっていたのかもしれない。ジェームズいわく、2Pacは自ら抗争の中に身を置くようになっていたそうで、シュグは「それを分かっていながら見過ごしていた」というのだ。

この事件が原因で、ヒップホップとギャングの関係の密接性が世間に大きく印象づけられたが、もしジェームズの言うことが事実であれば、そのイメージは操作されすぎているように思えてくる。ギャングたちから生まれた音楽である以上、抗争との関係性が切れることはないが、音楽ビジネス自体のために殺しあうことは、冷静に考えればあり得ない。

「自分たちの得意なことで金を稼いで、それが最高だと思っていた。東も西もそれぞれクール(文句なし)だったんだ」


……といはいえ、今後も芋づる式に新たな証言者が現れる可能性は高い。映画公開のタイミングに合わせたかのような不自然からも、シュグの息子が言っていたような“茶番”の匂いが漂っている。

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